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【ペケ丸】父ちゃんと縁側とふかし芋

【へっぽこ忍者ペケ丸君の大冒険】
~父ちゃんと縁側とふかし芋~



 この記事は、ブログを使ったゲームの実験ページです。
 よろしければ、つづきをどうぞ。
 遊び方のページはこちら↓
 http://tlcarpenter.blog.fc2.com/blog-entry-96.html


・ペケ丸が家に帰り着く頃には日をとっぷりくれて、あたりからヒグラシにかわって夜の虫が鳴き始めました。

男の人「おぅ、帰ったか、ペケ丸」

ペケ丸「父ちゃん………」

父ちゃん「ん?どうした?」

・風呂を沸かしていた父ちゃんは手を止めて、ペケ丸の方に向き直ります。
・おおかたを察した様な顔をして、腰に手を当てます。

父ちゃん「ペケ丸、風呂に入ってこい」

ペケ丸「………」

父ちゃん「なるほどな、俺が沸かした風呂には入れんぐらいの大事か?」

・ペケ丸はどうにかしないといけない気持ちにとらわれながら、でも、どうしたらいいのか判りませんでした。

父ちゃん「この馬鹿息子がっ」

・悩んでいるペケ丸に父ちゃんが襲いかかってきます。
・子供のペケ丸がそれに勝てるわけもなく、あっさりと捕まり、勝手口から中に運び込まれ、
 沸かしたばっかりの五右衛門風呂に服のままたたき込まれたのです。

ペケ丸「うっ、あっ、いゃっ、あっ、コボコボ………」

父ちゃん「どうだ参ったかっ」

ペケ丸「うっ、あっ、苦しいっ………」

父ちゃん「父ちゃんの沸かした風呂は気持ちいいだろうっ」

ペケ丸「……っ……」

父ちゃん「ペケ丸?」

母ちゃん「お父ちゃん、さっきから何を馬鹿騒ぎ………」

父ちゃん・母ちゃん「あ゛ぁぁぁぁぁぁっ」

・ペケ丸君のうちは今日も大騒ぎです。
・ペケ丸君が意識を取り戻したのは、月が随分と高くなった頃だった。

ペケ丸「んっ、ん………父ちゃん………」

・ペケ丸が目をさますと、なぜか縁側で眠っていた。
・記憶をたどると………いや、忘れてしまおう。ペケ丸はそう心に誓った。

父ちゃん「呼んだか、ペケ丸」

ペケ丸「ひぃぃぃっ」

父ちゃん「何をそんなにこわがっている。ほれ、ふかし芋だ」

ペケ丸「えー、また芋?」

・ここの所、ペケ丸のうちでは白飯の代わりに、ふかし芋ばかり。

父ちゃん「今日のは、サツマイモで、昨日は馬鈴薯、その前はクワイだったな」

ペケ丸「たまには、白飯喰いたいよ」

父ちゃん「いいから喰え」

・月は高く、そろそろ、夏の虫は影を潜めて、秋の虫が鳴き出す頃。
・まだまだ、日中は暑く、そして、その暑さは家の中にこもっていた。
・だから、この時期の夜風は実に心地のよい風だった。

父ちゃん「誰かに助けられたか?」

ペケ丸「!………?」

・藪から棒に出た父ちゃんの言葉は事の真相をとらえていた。

父ちゃん「そういう様相をしていた。見れば判るぐらいにな」

・ペケ丸は優しいおみっちゃんに報いるにはどうしたらいいのか、考えても考えても答えを出せずにいた。
・おみっちゃんは優しいと言ってくれたが、ペケ丸自身はそんな自覚はないし、ケンちゃんには逆らえない。
・きっと、あのおみっちゃんの事だから、びしっと言ってくれたに違いないねのだけれど、
 それにお礼さえいえずにいる自分がどうしても情けなかった。

ペケ丸「どうやったら、父ちゃんみたいな強い忍びになれるの?」

父ちゃん「いいか、ペケ丸、忍者に強いも弱いもありはしない」

ペケ丸「どうしてさ」

父ちゃん「つよかったら、侍でも商人にでもなればいいだろう」

ペケ丸「うん………」

父ちゃん「守りたいものに一生懸命になれるものを忍びというんだ」

・もうその日は何も言わず、2人でふかし芋をほおばって、布団に入った。
・ペケ丸は父ちゃんの話を何度も思い返してみたが、いつの間にか眠ってしまっていた。

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2013.01.09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ペケ丸

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